白髪染めの科学

ホームカラーで白髪染めが染まる原理を知っていますか。髪の外側に色が付着すると思っている人が多いのではないでしょうか。実は、ホームカラーはスゴ技で白髪を染めているんです。

髪の毛の断面は、真ん中に芯があります。その芯周囲を色素入りのタンパク質がぐるっと取り囲んでいます。

この色素入りタンパク質が髪の毛の中から失われた状態が白髪です。つまり、色素があった場所が空洞になって光が乱反射するため白く見えるのです。実は、白髪は白い髪ではなく、透明な髪なんです。その証拠に、白髪を水につけると光による乱反射がなくなって、本来の透明な髪に見えるんです。

だから、髪の毛の中にある空洞に色素を入れれば、白髪が染まって見えるというのが白髪染めの原理です。

白髪染めの大部分が、2種類の薬液を使うタイプで、髪を脱色してから染毛します。そうしなければ、白髪と黒い髪の毛で違う色に染まってしまうからです。

白髪染めに含まれている色素は、髪の一番外側にあるキューティクルの隙間から髪の内部に浸透して髪に色味を与えます。もしキューティクルが開いたままの状態では、せっかく髪を染めても色素が流れ出てしまいます。ですから、白髪を染めた後は、きちんとキューティクルが閉じた状態に戻すことが大事です。

ヘアカラーをした後で、充分髪とトリートメントしないでいると、キューティクルが開き気味になり、カラーリング剤の色素が髪から出て行ってしまいます。痛んだ髪は色が褪せやすいのはそのためです。白髪染めを長持ちさせるには、染めた後のヘアケアも忘れずに行いましょう。